【ネタバレ・レビュー】劇場版「鬼滅の刃」無限列車編【炎柱・煉獄杏寿郎の生き様】

rengokuENTERTAINMENT
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編公式より
スポンサーリンク
本記事はネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編がついに公開されました!(2020年10月16日)

公開日は平日にも関わらず、映画館に長蛇の列ができていたとのことで、改めてみんなから愛されている作品なんだなと思います。

僕もさっそく見てきました!入場者特典の「煉獄零巻」を受け取り、ルンルンで席に着きます。(※特典は450万人限定だそうです)

先に一言で感想をいうなら、「煉獄さんまじ神」でした。

超ハイクオリティの映像・音楽に加え、炎柱・煉獄杏寿郎の魅力が炸裂してます。

本記事では、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の感想を、「前半戦」と「後半戦」とで分けてお伝えします。

映画の振り返りや、これから映画を見る方が分かりやすくなるよう、あらすじと見どころも一緒にご紹介するので、参考までにご覧ください!

前半戦:鬼殺隊VS魘夢(えんむ)

映画前半は、下弦の壱・魘夢(えんむ)との闘いです!

魘夢は、アニメ終盤、激おこの無惨様による「下弦の鬼一斉処刑イベント」(通称パワハラ会議)を乗り越えた唯一の鬼です。

  • 他人の不幸を見るのが大好き
  • 人間の歪んだ顔が大好物で堪らない

など、発言の各所で歪んだ性格をのぞかせる魘夢。

「眠り鬼」とも呼ばれ、「夢」を操る血気術を駆使する魘夢は、不気味で底が知れないイメージですね。

あらすじ

ー無限列車ー

そこでは短期間のうちに40人以上もの人が行方不明となっていた。

鬼殺隊から数名の剣士を送り込むも、全員消息を絶った。

炭治郎・禰豆子・善逸・伊之助は、炎柱である煉獄杏寿郎と合流。闇を往く「無限列車」の中で、下弦の壱・魘夢(えんむ)との死闘が、静かに始まった。

魘夢は、切符に巧妙に仕込んだ血気術「夢」によって、炭治郎たちを夢の世界にいざなう。

目的は、「精神の核」の破壊。

核を破壊された人は廃人となり、いかなる人でも簡単に殺されてしまう。

禰豆子の助けもあり、何とか魘夢の夢から目覚めた炭治郎。

他のメンバーも起こし、魘夢を討とうとするも、すでに魘夢は「列車との融合」を完成させていた。

列車と融合することで「要塞」と化し、乗客200人を人質に取って、鬼殺隊に苦戦を強いる魘夢。

しかし、煉獄の圧倒的な戦闘力など、予想以上の鬼殺隊の実力を前に徐々に追い詰められ、魘夢は敗北する。

感想

戦闘シーン、まじでやばいです。

想像してみてください。アニメ版でさえ、圧巻の作画で世間を魅了した「鬼滅の刃」です。

今回は劇場版ということで、そこからさらに気合の入った超絶作画と音楽。

それを大迫力のスクリーンと音響でぶちかますわけですから、もうすごいことになってます。

VS魘夢戦では、「魘夢と融合した列車全体」が敵ということで、列車を戦場としたダイナミックな戦闘が見れます。

特に印象的だった見どころは3つ。

見どころ
  1. 映像初解禁の「炎の呼吸」
  2. 炭治郎の「無意識領域」
  3. 炭治郎の絶対的な家族への信頼

見どころ1:映像初披露の「炎の呼吸」

劇場版で映像としては初披露になる「炎の呼吸」

水流のように変幻自在な「水の呼吸」。雷のごとき驚異的なスピードを誇る「雷の呼吸」など、「呼吸」によって全く違う顔を見せる鬼殺隊剣士の技。

炎の呼吸の特徴は、「爆炎のような勢いで、相手との間合いを一気に詰めて繰り出す、力強い一撃」

煉獄さんが最初に放った「壱ノ型:不知火(しらぬい)」を見たら、あまりのかっこよさにバイブスぶち上がりです。

見どころ2:炭治郎の「無意識領域」

夢の領域を超えたところにある「無意識領域」

人によって全く異なる無意識領域ですが、炭治郎のそれは「澄み渡る青空」のように暖かくて優しいもの。

そのぬくもりは、精神の核を破壊するために無意識領域へ侵入した青年が、涙を流して何もできなくなるほどです。

原作でもその美しさは十分伝わってきましたが、映像で見る炭治郎の無意識領域は、さらに綺麗でした。

青空のように優しくて広い炭治郎の心に、僕も心をうたれました。

見どころ3:炭治郎の絶対的な家族への信頼

魘夢との戦闘中、「血気術・強制昏倒催眠」によって何度も眠らされる炭治郎。

その中で炭治郎は、「家族が鬼に襲われたときその場にいなかったことを、家族全員から責められる」という悪夢をみせられます。

「なんで助けてくれなかったの」
「なんのためにお前がいるんだ。役立たず」

など、大好きな家族から、残酷で心をえぐる言葉を浴びせられる炭治郎。

普通なら心が折れたり、多少なりとも動揺するところだと思いますが、炭治郎はここで一瞬も動じず、ブチギレ ます。

「いうはずが無いだろうそんなことを!俺の家族が!!」

家族への絶対的信頼と、愛があるからこその御業。

動揺するどころか、逆にブチギレて魘夢に一撃を食らわせる炭治郎。

最高にしびれました!

後半戦:煉獄VS猗窩座(あかざ)

映画後半は、上弦の参・猗窩座(あかざ)との闘いです!

原作を読んでない方は

上弦!?しかも参!?なんで!?

ってなる本映画一番のびっくりポイントだと思います。

先に言っておくと、この猗窩座って鬼めちゃくちゃに強いんですよ。

上弦の参なのである程度予想はつくと思いますが、普通に物語の最終決戦で登場するレベルです。

炭治郎たちからすれば、「ドラクエで最初にいきなり出てくるギガンテス」みたいなもんです。

猗窩座は鬼ですが、ゴリゴリの武闘派で、血気術もシンプルでかっこいい。個人的に好きなキャラです。

あらすじ

なんとか魘夢を倒した炭治郎たち。

しかし一息つく暇もなく、そこへ突如、上弦の参・猗窩座が現れる。

相対する煉獄の「練り上げられた闘気」を見て、敵ながら煉獄を「強者」と認めた猗窩座は、煉獄に鬼になって武の道を極めるよう勧める。

<鬼になって共に鍛錬しよう!100年でも200年でも闘い続けよう!>

しかし煉獄が断固として拒否したことで、「鬼にならないなら殺す」と二人の戦闘が始まった。

超強敵・猗窩座を前に、善戦する煉獄だが、「鬼の体で傷がすぐ完治する猗窩座」「人の体で傷が回復しない煉獄」との差が、徐々に表れ始める。

左目を潰され、あばらは砕け、内臓はボロボロ。

死にかけの煉獄を見て、猗窩座は再度煉獄に鬼になるよう説得するも、決して消えない煉獄の「心の炎」

「炎の呼吸奥義・玖ノ型・煉獄」と、猗窩座の血気術「破壊殺・滅式」が激突する。

大技の衝突で舞い上がった土煙が晴れると、、

猗窩座の腕が、煉獄の「みぞおち」を貫いていた。

ー弱きものを助けることは、強く生まれた者の責務ですー

もうろうとする意識の中で、母の言葉を思い出した煉獄。

「己の責務」を全うすべく最後に振り絞った力は、信じられない威力を発揮する。

猗窩座の首に剣を振り下ろし、こぶしを受け止める。

貫通したみぞおちに、万力のような力を込めて、猗窩座を決して放さない。

夜明け直前。追い込まれた猗窩座は、体ごと両腕を引きちぎることでギリギリその場を脱出し、陽光の陰となる森の中へ逃げるように姿を消した。

猗窩座を討つことは叶わなかったものの、200人の乗客を誰一人として死なせず守り抜いた煉獄。

自分の傷がもう手遅れだと悟っていた煉獄は、炭治郎たちへ最後の言葉を残す。

感想

正直、個人的にはこっちが本編と言ってしまっていいくらいです。

血気術の謎解き要素も多く、変則的だった魘夢戦と比べ、こちらはゴリゴリの武闘派二人による「真正面からの勝負」。

もちろんどちらの戦闘も魅力的でした

が!圧倒的な速度と威力で繰り出される、強者同士の洗練された闘いは、間違いなく本映画一番の見どころといっても過言じゃないはず。

確かに魘夢も強敵ではありましたが、やはり猗窩座が登場したときの「こいつはやばい感」が桁違いでした。

戦闘のうちに明らかになる、猗窩座の絶望的とも言える強さ

魘夢戦で凄まじい強さを見せつけていた煉獄さんが、だんだんボロボロになっていくのは、悪い夢でも見ている気分でした。

それでも、決して折れることがない煉獄さんの心。

猗窩座戦には煉獄さんの魅力が詰まっています。

特に印象的だった見どころは3つ(猗窩座との戦闘シーンは前述したので割愛します)

見どころ
  1. 逃げる猗窩座へ叫び散らかす炭治郎
  2. 煉獄杏寿郎の生き様
  3. 炭治郎たちの心境の変化

見どころ1:逃げる猗窩座へ叫び散らかす炭治郎

煉獄さんとの戦闘中、激しい攻防を繰り広げながらも、常に猗窩座は少し余裕があるんですよ。

「杏寿郎死ぬな」「やはりお前は鬼になれ杏寿郎!」

など、あくまで上からものを言う態度で、自分が「絶対強者」であるスタンスは崩さなかったわけです。

煉獄さんの腹部を腕で貫いた後も、

「死ぬ…死んでしまうぞ杏寿郎!」

と勝利を確信してるかの発言をしますが、煉獄さんの予想外の底力によって状況は一変。

今までの余裕ぶりが嘘だったかのように、初めて見せる猗窩座の本気の抵抗。

煉獄さんの、柱としての意地と覚悟。そして責任が、どれほど大きいか分かります。

その後、猗窩座は何とか煉獄さんの手から逃れるわけですが、逃げる後ろ姿に向かって、炭治郎が泣きながら叫び散らかします。

「逃げるな卑怯者!!逃げるなぁ!!」

それを聞いた猗窩座は、「俺はお前らから逃げてるんじゃない。太陽から逃げてるんだ」と怒りをあらわにしますが、、

本当にそうでしょうか?

猗窩座が恐れたのは、「夜明けの太陽」だけでしょうか?

仮にまだ夜明けが遠かったとしても、このまま煉獄さんとの戦闘が続いていたら、猗窩座が無事でいられた保証はどこにもありません。

猗窩座が本当に恐れていたのは、煉獄さんの「心の中で燃え盛る太陽」だったんじゃないかと思います。

鬼との戦闘は、いつも鬼に有利な夜の暗闇の中でのもの。

それでも、鬼殺隊員の心の中では、燃え盛る太陽が輝いているんです。

見どころ2:煉獄杏寿郎の生き様

僕が本映画にサブタイトルをつけるなら、「煉獄杏寿郎の生き様」にしたいです。

愚直なまでの正義感と、何が何でも人々を守り抜くという強い責任感。それを実行してのけるほどの、剣士としての卓越した実力。

煉獄さんは、他の柱からも一目置かれるほど、厚い信頼を寄せられている人物です。

その根本にあるのは、幼少期に母から言われた言葉。

ー弱きものを助けることは、強く生まれた者の責務ですー

「弱きものを助ける」という「己の責務」を全うするため、闘い続けるその姿は、一切の迷いもないように見えます。

しかし、死の間際、目の前に現れた母に向けて、

「俺はちゃんとやれただろううか?」
「やるべきこと、果たすべきことを全うできましたか?」

と不安そうに問いかけます。

何があっても決してくじけることなく、心の炎を燃やし続けてきた煉獄さんが、初めて見せた「人間らしい」一面。

みんなから信頼され、前に立ちづつけてきた男が、母を前にこぼした言葉。

煉獄さんがここに至るまでにどれほど苦労して、歯を食いしばって闘い続けてきたのか。

そのつらく険しい道のりを想像すると、涙を流さずにはいられませんでした。

ー立派にできましたよー

母の言葉を聞き、煉獄さんは心からほっとしたような笑顔を見せます。

誰一人死なせず、人々を守り抜き、戦い抜いた煉獄さん。

母の言葉を胸に責務を全うし、絶えず心を燃やし続けた「炎柱・煉獄杏寿郎という男」

しかと目に焼き付けました。

見どころ3:炭治郎たちの心境の変化

「悔しいなぁ。何か一つできるようになっても、またすぐ目の前に分厚い壁があるんだ」

煉獄さんから最後の言葉を受け取るも、弱気な言葉をこぼしてしまう炭治郎。

いつも前向きで、何度もつらい場面を乗り越えてきた炭治郎でさえ、今回ばかりは打ちのめされます。

それほどまでに、「煉獄杏寿郎」の存在は大きかったのでしょう

「信じると言われたなら、それに応えること以外考えんじゃねえ!!」

それでも、伊之助の全力の言葉で、炭治郎はなんとか上を向きます。

泣きじゃくりながらも、煉獄さんの「想い」を受け止めた3人。

煉獄さんの心の炎が、3人へと受け継がれた瞬間でした。

挫けそうになりながら、必死で立ち上がろうとする3人の姿に、涙が止まりませんでした。

まとめ

本記事では、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビューをさせていただきました。

本当にすごい映画でした。何度も圧倒させられ、心を揺さぶられ、涙しました。

製作に携わった全ての方々に、心から感謝しています。

本作品を見て、煉獄杏寿郎が生涯かけて灯し続けた「心の炎」が、自分の心にも少し宿ったような気がしました。

歯を食いしばりながら、今を必死に生きる私たちに、勇気をくれる「鬼滅の刃」

改めて最高の映画をありがとうございます!

コメント